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夢をメモするからユメモ。秩序も筋道もないユメモ。
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ゆき
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女性
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夢をメモする習慣があると脳が活性化するというのは本当だろうか。

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父が、仕事の関係でもらったと言って、黒いラベルの缶ビールを4本くれた。
父が普段愛飲しているものより、少し値が張るらしい。
父は美味しいものを、自分で食べずに子供にくれることが多い。

私は健康診断を受けていた。
専門学校の集団健診らしかった。
健康診断が終わって、休憩室のような場所で友人と話していた。
折り畳み式の長机が2本と、パイプ椅子がいくつか置いてあるだけの空き教室だった。
父にもらった黒いビールを飲みながら話していた。
友人もビールを飲んでいたが、ラベルは黒くなかった。
家族との食事について話した。
友人が、
「えーっ、ゆきちゃんちって全員同じテーブルに集まって食べるの!?」
と、驚いた。
「オレんちなんか、それぞれ好きな場所に持ってって食ってるよ。オレは自分の部屋で食う」
と友人が言うので、
「あんたんち何のために食卓があんの…」
と、苦笑まじりに尋ねると、友人は少し首を傾げて、
「う~ん…飯作るため?」
と、答えた。
私は、家庭によって様々だなぁ、と思った。

それから、健康診断の結果、専門院で詳しく検査するように言われたことについて話した。
指定されたというか、選ぶ余地がなかったその医院は、神経系の医院らしかった。
それは、黒いイメージの建物だった。
「今日帰りに行こうかな。それで検査の結果異常が何もないようだったら、歯医者に行こう…」
と、私は言った。
友人は、
「実はオレもその検査行けって言われたけど行ってない」
と言った。
友人は2~3日前に健康診断を済ませたようだった。
そこへ向かいの席にいた同級生が、やはりビールを片手に、
「何、お前らあの病院で再検査なの?」
と、話しかけてきた。
神経系と精神科をごっちゃにしている者が多く、その医院へ行く者は、キチガイとバカにされ、からかいの対象であった。
話しかけてきたコイツも、もしあそこへ通院するようになるなら、からかってやろうという魂胆が見え隠れした。
私はそういうことをバカバカしいと思っていたので、特に気にせず、再検査を肯定した。
友人にいたっては、全く気にしていなかった。

そこへたった今健康診断を終えたらしい人物が、
「ふーやれやれ」
といった感じで、やはりビールを手にして机に加わった。
長方形の机の隅に座っていた私の、左隣の辺の部分に座ったのは、大物タレントだった(ちなみに私と同じ辺の右隣は友人であり、その真向かいが同級生である)。
タレントはビールを飲みながら、私の方へ目をやり、
「何ゆき、黒ビールっていいもん飲んでんなぁ」
と言った。
私は、
「父が仕事の関係でもらったのをくれたんですよ」
と、答えた。
「お父さんも普段黒ビールなの?」
と聞かれたので、
「いえ、父は普段は別の…あっ、それです、それと同じのをいつも飲んでます」
と、タレントが手にしているビールを指した。
「お父さんコレが好きなの?」
と聞かれたので、
「んーと、特別こだわりはなくて、単に会社で扱っているのでそれを飲んでいるみたいです」
と答えると、いつの間にか斜め後ろにいた母が、
「あら、そうだったの?」
と、よそ行きの声で言った。
タレントの前なので、態度もよそ行きだった。
私は、
「うん、そうだよ。お父さん言ってたもん」
と、よそ行きの母に答えた。
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