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夢をメモするからユメモ。秩序も筋道もないユメモ。
プロフィール
HN:
ゆき
HP:
性別:
女性
自己紹介:
夢をメモする習慣があると脳が活性化するというのは本当だろうか。

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幼い少女。
歳の頃は7・8歳というところ。
彼女は父親を亡くし、父親の友人である男性に育てられている。
彼女は、父親が死んだことも、現在の「父親」が彼の友人であることも理解している。
しかし、彼女の感覚としては、父親が2人いるようなものなので、特に気にしてはいない。

ある部屋に、鞄を持った男性がいる。
少女は多分、初めはその男性と一緒にいた。
しかし今は、別の男性と別の部屋にいる。
部屋は少しの空間で離れており、互いの部屋の様子は、見ようと思えば窓越しに見ることができる。
夜だった。
鞄の男性は、何かの依頼の為にそこを訪れていた。
少女には、そのことがわからない。
依頼は、鞄に関することらしい。

ロウソクかランプのような、ほのかな明かりのみの部屋へ鞄を持って立つ男性を、少女は窓越しに眺めていた。
彼女は、彼の持つ鞄に意識を集中させている。
窓の外を眺める少女と共にいる男性は、橙がかったスタンド(ランプかもしれない)の明かりのみをつけて、机に向かっている。
何かに頭を抱えているようだった。

少女は部屋を出て、ふるびた木の廊下の窓から、夜空のある一点を凝視している。
月光が差し込むばかりのそこへ、机に向かっていた男性が来て、少女に尋ね事をした。
「お父さんとお話ししているの」
と、少女は答える。
男性が、更に尋ね事をした。鞄の件と関連がある可能性があると考えているのかもしれない。
「お父さんじゃなくて、お父さんのお友達の方のお父さんとお話ししているの」
また、少女が答えた。
それは、他界した父親を指す。
男性は、そう、と優しく、夜空へ目を向けている少女の様子を見る。

鞄は開くことができなくて、その鍵は単純で物理的な物ではなかったのかもしれない。
その鍵を少女は、自覚のないまま握っている風に感じた。
どちらの男性が彼女の養父なのかはわからない。
しかし2人とも、幼い彼女を傷つけるようなことは望んでいなかった。
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