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夢をメモするからユメモ。秩序も筋道もないユメモ。
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ゆき
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女性
自己紹介:
夢をメモする習慣があると脳が活性化するというのは本当だろうか。

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生徒会に入っていた。
校内では、ちょっとしたボヤ騒ぎが頻繁に起こっていたが、犯人がわからずにいた。

私には恋人ができた。
私の方は、その人のことが好きで好きで仕方がない、といった気持ちを持っていなかったので、多分相手から告白されたのだと思う。
相手は同い年の女性だった。
私が仲良くしていた男性教師の妹だった。
彼女も、生徒会役員の一人だった。
彼女と付き合い出してから、教師とはギクシャクするようになった。
というか、彼の方が私を避け始めた。
それは、妹の恋人だから気まずいという感じではなく、むしろ、自分と仲良くしていたのに…という焼きもちをやいたような、いじけているような態度に見えた。

時期は、体育祭間近だった。
私と彼女が二人で歩いていると、校舎と体育館の間の人気のあまりない屋外で、同級生の男子数人が集まって騒いでいるのを見つけた。
彼らは、写真の入った木製の写真立てに、灯油をかけようとしていた。
ボヤ騒ぎの犯人は彼らだったのである。
そしてそれは同時に、イジメとも呼べたかもしれない。
写真立てに入れられる写真は、彼らの気に入らない人物のものだったからである。
彼ら自身は、本当にふざけているつもりらしかったが、私は事態を重く見た。
彼らから写真立てを取り上げ、このことを教師に告げると言った。
彼らは、
「厄介なヤツに見つかった」
といった顔をしていた。
一緒にいた彼女は、
「そんなに大騒ぎにしなくても…」
と言ったが、私は聞かなかった。
その時から、彼女との関係がギクシャクし始めた。

私は灯油のかかった写真立てを持って、一人で職員室へ向かった。
職員室は体育祭前ということで、ごった返していた。
ある教師に写真立てのことを話したが、
「まぁただの悪戯だから…。ふざけてただけなんでしょ?」
と、とりあってくれない。
教師は忙しそうに体育祭の準備に追われていた。
私は、
「じゃあ校長先生にお話しします!」
と、その教師に見切りをつけて校長室へ向かった。
校長室は職員室と隣接しており、やはりたくさんの生徒がワイワイと出入りしていた。
私は校長へ押し寄せる生徒の波が途切れるのを待った。
そこへはちょうど、彼女の兄もいたが、気まずそうに私から目をそらしたまま、校長への用事を済ませてそそくさと離れて行った。
私は、彼女との距離も開き、仲が良かったはずの彼からも避けられ、学校があまり居心地の良いものではなくなってしまった。
やっと校長と話せる隙が出来たので、私は写真立てのことを話した。
校長は、たくさんの生徒が騒がしくしている中、私の顔を見て私の話を聞いてくれた。
写真立ては、校長に預けた。
先程とりあってくれなかった教師もそこへいたが、書類などをいじって、こちらを見ようとしなかった。

体育祭の前日、いよいよ校内は賑やかだった。
私は使われていない教室の前の廊下に、生徒会役員として集合していた。
彼女もいたが、私たちは言葉を交さなかった。
彼女は、別の役員と雑談をしていた。
私は、彼女との仲を修復したいと考えながら、窓の外を眺めた。
白い体操服に身を包んだ生徒が、大玉転がしの玉を準備していた。
視線を校内に戻すと、役員の一人と目が合った。
「ゆきちゃん、9日の準備もちゃんとした?」
と、彼女は話しかけてきた。
9日は体育祭の翌日である。
「9日の準備?」
と、私が聞き返すと、毎年「合宿」という名目で、生徒会役員は体育祭の打ち上げのようなことをするとの話だった。
私は、
「知らなかった!準備しなくちゃ」
と言って、生徒玄関へ向かった。

生徒玄関前の廊下は、体育祭の準備・練習をする生徒でいっぱいだった。
人の間を縫うようにして、私は玄関へ出て、自分の靴箱を覗いた。
靴箱には、普段履いているスニーカーと、その奥に予備のスニーカーが入れてあった。
予備を確かめるように、スニーカーの入った袋を開けると、入れた覚えのない、真新しい真っ白のスニーカーが入っていた。
明日の体育祭ではこの白いスニーカーを使って、合宿にはいつものを履いて行こうかな、と私は考えた。
でも新しいスニーカーだと靴ずれしちゃうかも…などと悩み、結局当日に決めることにした。
それから、
「あとは着替えを何枚か明日家から持って来ればいいや」
と思った。
そして自宅のタンスに入っている、カーキ色に近い緑と、明るいオレンジのTシャツを思い浮かべていた。

生徒の服装が半袖だったり、教師も上着を着ておらずシャツにネクタイのみだったり、私の思い浮かべたTシャツが半袖であることから、季節は初夏~夏であったと考えられる。
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