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夢をメモするからユメモ。秩序も筋道もないユメモ。
プロフィール
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ゆき
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女性
自己紹介:
夢をメモする習慣があると脳が活性化するというのは本当だろうか。

前略プロフ
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小さな3階建てビルを管理していた。
1階は何かに使用しており、3階を事務所にしていた。
2階は使っていなかったので、私は自分の住居にしようと考えていた。
事務所には私を含め二人しかいなかった。
小さな事務所である。
2階に住もうと思うことについて、相談していた。
私の他に事務所にいるもう一人の人は、はっきりとした性別も顔も記憶にない。
短髪で、白いイメージの人だった。
発する言葉が酷似していたので、彼氏かもしれない。
「2階が空いてるから家にしようかなぁ、それともアパートにして住もうかなぁ」
と、私は言っていた。
多分、どっちでもいいんじゃない?というようなことを言われたのだと思う。
「家にしたいけど…お金かかるからやっぱりアパートにしよ」
と、私は決めた。

彼の運転する車で、ドライブに行った。
ある場所で車を降りて、土器について話した。
その土地で発掘された、特殊な形の土器である。
彼は、私が楽しそうに話すのに、「へぇ~」などと相槌を打っていた。
「その土器を復元した時はねー、ここの土だけじゃなくて、周りの隣り合った市の土もちょっとずつ使って、合わせて作ったんだよー」
土器が発掘されたのはその土地だったが、近辺でも使われていた可能性が高いことから、その辺一帯の文化とするために、そういうことをしたのだと思う。
しばらく土器について話しながら歩き、そしてまた車に乗り込んで、帰路につくことにした。

山に囲まれた場所で、紅葉がとても綺麗だった。
いくつか並ぶ山が、遠くの方から手前にかけて、紅葉色から緑のグラデーションになっていた。
手前の方の山は、まだ紅葉していないらしい。
山々にみとれていると、突然車がガクンと揺れた。
運転席の彼が、
「うわぁ、この坂意外に急だ!」
と言った。
前方に目をやると、なるほど急な下り坂である。
「こえー」
と言いながら、彼は注意深く運転した。
私も少し怖かったので、
「気を付けて運転してね」
と言った。
坂道を下りながら、
「家建てたいなぁ~、でもお金ないからアパートで我慢しよ…」
と、独り言のように私が言うと、
「どっちもそんなに変わらないと思うけど…」
と、彼が言った。
私は、
「えっ、そうなの!?もう決めて来ちゃったよ~…」
と言った。
そういうことは早く言ってよ、と思ったが、決めたことは仕方がないので、諦めた。
それから私は、まだ土器の話をしていた。
「でも、それ展示してある場所は遠いんでしょ?」
と、彼が言うので、
「ううん、さっきのとこにあった建物に展示してるよ」
と答えた。
「中入るの結構高いんでしょ?」
とさらに彼が言うので、
「んーとねぇ、土器のとこだけだったら無料だったと思うけど」
と言うと、
「えぇー…」
と言われた。
早く言えよ、という意味が含まれていたと思う。
彼はさほど土器に興味がある風でもなかったが、私が熱心にその土器の話をするので、見せられるなら見せてやりたいと思っていたのだろう。
しかしその時には、もうほとんど坂を下りきってしまっていた。
時間もあまりなかったし、この急な坂をまた引き返す気は、二人ともなかった。


※ちなみにこの土器の復元について私がしている話はデタラメだが、土器自体は実在する。
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