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夢をメモするからユメモ。秩序も筋道もないユメモ。
プロフィール
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ゆき
HP:
性別:
女性
自己紹介:
夢をメモする習慣があると脳が活性化するというのは本当だろうか。

前略プロフ
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友人の別れた彼氏と一緒に住むことになった。
私の実家の一室に二人で住んだ。
親も彼を気に入っていた。
1~2ヶ月くらい経ったと思う。
恋人らしいこともしていた。
彼は、私のことを彼女として認識していたと思う。
それは友人も知っていた。

しかし私には、遠距離の彼氏がいた。
彼氏とも、変わらず付き合っていた。
毎晩寝る前には電話をしていた。

ある日、自分のしていることは二股であり、遠距離の彼氏を裏切る行為だと気づいた。
私にとって、恋人は遠距離の彼氏の方であり、同棲の彼とは何となくの付き合いだった。

私は、正直に彼氏に言おうと思った。
しかしその前に、彼との関係をすっきりさせておきたかった。
元彼女の友人に相談もした。
一人暮らしの彼女は、
「行くとこなくなったらうちにおいで」
と言ってくれた。

そこでまず、彼に別れを告げることにした。
食堂から、私たちの部屋へ続く廊下へ出ると、何を考えていたのかわからないが、彼が土下座をして待っていた。
私は側へ正座をすると、
「お話があります」
と切り出した。
「私はもうあの部屋へは戻らない」
と告げた。
彼は呆気にとられたような顔をしていた。
理由を聞かれた。
「愛して愛してばっかりで、あなた自身は私に何もしてくれない」
というようなことを言ったと思う。
最後に、
「あなた自分のことばっかり」
と、絞るような頼りない声で告げて立ち上がった。
「自分だってそうじゃん…」
と、座ったままの彼が呟いた。

それから2階の自室へ行き、遠距離の彼氏に電話をした。
夕方だった。
呼び出し音がなるとすぐに、彼氏が電話に出た。
「どうした?自分からかけてくるなんて、珍しい」
と彼氏は言った。
私は普段、平日はほとんど自分からかけることなはい。
彼氏が仕事中かもしれないし、疲れて寝ているかもしれないからだ。
私が本題を切り出す前に、
「俺これからお風呂。もう脱いじゃった」
と言われた。
私は、そう、と言って電話を切った。
後でゆっくり話せる時にしようと思った。

彼氏が怒ることは、容易に想像できた。
その後、許してくれるかどうかと、私は考えた。
許されなくても仕方がない、と思った。
雨粒が窓ガラスを叩いていた。
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