夢をメモするからユメモ。秩序も筋道もないユメモ。
二股
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「浮気する」
恋人や結婚相手に不満があったり、浮気願望があるようです。実際は特定の相手がいないなら、何か迷っていることがあるようです。浮気をする夢を見たら、ココロがモヤモヤしてスッキリしない日がしばらく続きそうです。
「雨」
雨の降り方はあなたのココロの状態を表します。静かにしとしと降る雨は、穏やかな安定したココロを示し幸運を暗示しますが、どしゃ降りの雨は、激しくココロが揺れ動き衝動的な行動をとってしまう恐れがあるので注意したほうがよさそうです。
浮気に関して、特定の相手もいなければ恋人にこれといった不満もない。
しかし、結婚に関して迷うというか、悩むことはある。
家の中のことであるから、それに関しては具体的に語らないことにする。
ただ、それについて結婚をどうしたらいいのだろうという気持ちは持っている。
どのような形にしたらいいのだろう、あるいはどうなるのだろう、といったような不安じみた迷い・悩みを持っている。
そういうことが夢に現れたと解釈する。
雨の降り方は、静かでもなく、しかし激しい土砂降りというわけでもない。
安定と激しい不安定の中間といったところだろうか。
確かに先述の悩みについては、毎日毎日うんうんと頭を悩ませているというわけではなく、常に心の隅に引っかかっていて、ふとした時に浮上してくるという程度である。
その程度の悩みが、夢に現れたということだろう。
しかし、こうして考えてみなければ、自分がその悩みに対してどれほどの気持ちを持っているかということはわからなかったし、考えること自体しなかったと思われるので、夢診断も捨てたものではないと思った。
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「浮気する」
恋人や結婚相手に不満があったり、浮気願望があるようです。実際は特定の相手がいないなら、何か迷っていることがあるようです。浮気をする夢を見たら、ココロがモヤモヤしてスッキリしない日がしばらく続きそうです。
「雨」
雨の降り方はあなたのココロの状態を表します。静かにしとしと降る雨は、穏やかな安定したココロを示し幸運を暗示しますが、どしゃ降りの雨は、激しくココロが揺れ動き衝動的な行動をとってしまう恐れがあるので注意したほうがよさそうです。
浮気に関して、特定の相手もいなければ恋人にこれといった不満もない。
しかし、結婚に関して迷うというか、悩むことはある。
家の中のことであるから、それに関しては具体的に語らないことにする。
ただ、それについて結婚をどうしたらいいのだろうという気持ちは持っている。
どのような形にしたらいいのだろう、あるいはどうなるのだろう、といったような不安じみた迷い・悩みを持っている。
そういうことが夢に現れたと解釈する。
雨の降り方は、静かでもなく、しかし激しい土砂降りというわけでもない。
安定と激しい不安定の中間といったところだろうか。
確かに先述の悩みについては、毎日毎日うんうんと頭を悩ませているというわけではなく、常に心の隅に引っかかっていて、ふとした時に浮上してくるという程度である。
その程度の悩みが、夢に現れたということだろう。
しかし、こうして考えてみなければ、自分がその悩みに対してどれほどの気持ちを持っているかということはわからなかったし、考えること自体しなかったと思われるので、夢診断も捨てたものではないと思った。
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小学校事務員
キーワード「古い」
過ぎ去った時の流れ、自分のしてきた事などを示します。後悔や苦い思いがあるのかもしれません。あるいは満足感だったり人によりさまざまでしょう。よい印象をもてない夢なら、過去を振り返り気持の整理をすることが必要かもしれません。どんなモノが古かったかで深い意味を知ることができるでしょう。
夢の中で私の勤務していた小学校は、かなり古い木造の校舎だった。
その古い校舎の中で、子供たちは歳相応の子供らしく過ごしている。
また美術を専攻したという希望に満ちた教師もやってくる。
子供たちは、私が望んだ姿ではないかと思う。
私は学校生活における、「後悔や苦い思い出」というものを今もまだ引きずっている。
もっと自分らしく学生時代を、青春の時を過ごせばよかったと、後悔している。
型にとらわれず、人目も気にせず、自由に過ごせばよかったと、大人になった今、思っている。
私の目に映る子供たちに対しては、特別良い印象も悪い印象もない。
子供たちが子供らしく過ごしていることに安堵し、そしてそれに、少しだけ羨ましい気持ちがあった。
私は自身の学生時代の過ごし方を後悔しながらも、しかしもうそれは過ぎ去ったこととして自分の中で処理しており、同じ後悔をする子供がいなければ良いと、思っているのだと思う。
新しく赴任してきた教師についても、自身の後悔が現れた姿と思う。
私は教職に就きたいと思っていた。
しかし、大学受験の際に諦めてしまった。
他の大学をよく調べることもせずに、ある大学の教育学部の募集人数だけを見て、自分には無理だと決め付けてしまった。
チャレンジするだけでも、してみたらよかったのにと、今思う。
気持ちがあるなら、必死に頑張ってみたらよかったのだ。
彼女に対しては、羨ましい気持ちが強い。
夢を叶えた彼女の笑顔は、輝いて見えた。
しかし同時に私は、「自分とは違う世界の人間だ」という諦めのような気持ちも感じていた。
「違う世界」というのは、夢を諦めたか・諦めなかったか、ということである。
学校の事務職員となっていたことは、過去実際にそういう職に就いたことがあるからであろう。
ちなみに、「白い部屋(スポーツ店)」「解剖されたモノ」に関しては、多分深い意味はない。
解剖などと言うと、ちょっと猟奇的なイメージがあるかもしれないが、私は生物の身体の構造などには大変興味を持っており、解剖はその知識を得るための行為だという認識しかない。
決して殺したいから殺すとか、生物が苦しんで死んでいく様子を眺めて快楽を感じるとか、そういう類ではない。
夢において、「白」は純真・ピュア等を意味するようなので、そういう混じり気のない知的好奇心があるということではないかと思う。
要するにこの夢は、願望夢ということ。
キーワード「古い」
過ぎ去った時の流れ、自分のしてきた事などを示します。後悔や苦い思いがあるのかもしれません。あるいは満足感だったり人によりさまざまでしょう。よい印象をもてない夢なら、過去を振り返り気持の整理をすることが必要かもしれません。どんなモノが古かったかで深い意味を知ることができるでしょう。
夢の中で私の勤務していた小学校は、かなり古い木造の校舎だった。
その古い校舎の中で、子供たちは歳相応の子供らしく過ごしている。
また美術を専攻したという希望に満ちた教師もやってくる。
子供たちは、私が望んだ姿ではないかと思う。
私は学校生活における、「後悔や苦い思い出」というものを今もまだ引きずっている。
もっと自分らしく学生時代を、青春の時を過ごせばよかったと、後悔している。
型にとらわれず、人目も気にせず、自由に過ごせばよかったと、大人になった今、思っている。
私の目に映る子供たちに対しては、特別良い印象も悪い印象もない。
子供たちが子供らしく過ごしていることに安堵し、そしてそれに、少しだけ羨ましい気持ちがあった。
私は自身の学生時代の過ごし方を後悔しながらも、しかしもうそれは過ぎ去ったこととして自分の中で処理しており、同じ後悔をする子供がいなければ良いと、思っているのだと思う。
新しく赴任してきた教師についても、自身の後悔が現れた姿と思う。
私は教職に就きたいと思っていた。
しかし、大学受験の際に諦めてしまった。
他の大学をよく調べることもせずに、ある大学の教育学部の募集人数だけを見て、自分には無理だと決め付けてしまった。
チャレンジするだけでも、してみたらよかったのにと、今思う。
気持ちがあるなら、必死に頑張ってみたらよかったのだ。
彼女に対しては、羨ましい気持ちが強い。
夢を叶えた彼女の笑顔は、輝いて見えた。
しかし同時に私は、「自分とは違う世界の人間だ」という諦めのような気持ちも感じていた。
「違う世界」というのは、夢を諦めたか・諦めなかったか、ということである。
学校の事務職員となっていたことは、過去実際にそういう職に就いたことがあるからであろう。
ちなみに、「白い部屋(スポーツ店)」「解剖されたモノ」に関しては、多分深い意味はない。
解剖などと言うと、ちょっと猟奇的なイメージがあるかもしれないが、私は生物の身体の構造などには大変興味を持っており、解剖はその知識を得るための行為だという認識しかない。
決して殺したいから殺すとか、生物が苦しんで死んでいく様子を眺めて快楽を感じるとか、そういう類ではない。
夢において、「白」は純真・ピュア等を意味するようなので、そういう混じり気のない知的好奇心があるということではないかと思う。
要するにこの夢は、願望夢ということ。
友人の別れた彼氏と一緒に住むことになった。
私の実家の一室に二人で住んだ。
親も彼を気に入っていた。
1~2ヶ月くらい経ったと思う。
恋人らしいこともしていた。
彼は、私のことを彼女として認識していたと思う。
それは友人も知っていた。
しかし私には、遠距離の彼氏がいた。
彼氏とも、変わらず付き合っていた。
毎晩寝る前には電話をしていた。
ある日、自分のしていることは二股であり、遠距離の彼氏を裏切る行為だと気づいた。
私にとって、恋人は遠距離の彼氏の方であり、同棲の彼とは何となくの付き合いだった。
私は、正直に彼氏に言おうと思った。
しかしその前に、彼との関係をすっきりさせておきたかった。
元彼女の友人に相談もした。
一人暮らしの彼女は、
「行くとこなくなったらうちにおいで」
と言ってくれた。
そこでまず、彼に別れを告げることにした。
食堂から、私たちの部屋へ続く廊下へ出ると、何を考えていたのかわからないが、彼が土下座をして待っていた。
私は側へ正座をすると、
「お話があります」
と切り出した。
「私はもうあの部屋へは戻らない」
と告げた。
彼は呆気にとられたような顔をしていた。
理由を聞かれた。
「愛して愛してばっかりで、あなた自身は私に何もしてくれない」
というようなことを言ったと思う。
最後に、
「あなた自分のことばっかり」
と、絞るような頼りない声で告げて立ち上がった。
「自分だってそうじゃん…」
と、座ったままの彼が呟いた。
それから2階の自室へ行き、遠距離の彼氏に電話をした。
夕方だった。
呼び出し音がなるとすぐに、彼氏が電話に出た。
「どうした?自分からかけてくるなんて、珍しい」
と彼氏は言った。
私は普段、平日はほとんど自分からかけることなはい。
彼氏が仕事中かもしれないし、疲れて寝ているかもしれないからだ。
私が本題を切り出す前に、
「俺これからお風呂。もう脱いじゃった」
と言われた。
私は、そう、と言って電話を切った。
後でゆっくり話せる時にしようと思った。
彼氏が怒ることは、容易に想像できた。
その後、許してくれるかどうかと、私は考えた。
許されなくても仕方がない、と思った。
雨粒が窓ガラスを叩いていた。
私の実家の一室に二人で住んだ。
親も彼を気に入っていた。
1~2ヶ月くらい経ったと思う。
恋人らしいこともしていた。
彼は、私のことを彼女として認識していたと思う。
それは友人も知っていた。
しかし私には、遠距離の彼氏がいた。
彼氏とも、変わらず付き合っていた。
毎晩寝る前には電話をしていた。
ある日、自分のしていることは二股であり、遠距離の彼氏を裏切る行為だと気づいた。
私にとって、恋人は遠距離の彼氏の方であり、同棲の彼とは何となくの付き合いだった。
私は、正直に彼氏に言おうと思った。
しかしその前に、彼との関係をすっきりさせておきたかった。
元彼女の友人に相談もした。
一人暮らしの彼女は、
「行くとこなくなったらうちにおいで」
と言ってくれた。
そこでまず、彼に別れを告げることにした。
食堂から、私たちの部屋へ続く廊下へ出ると、何を考えていたのかわからないが、彼が土下座をして待っていた。
私は側へ正座をすると、
「お話があります」
と切り出した。
「私はもうあの部屋へは戻らない」
と告げた。
彼は呆気にとられたような顔をしていた。
理由を聞かれた。
「愛して愛してばっかりで、あなた自身は私に何もしてくれない」
というようなことを言ったと思う。
最後に、
「あなた自分のことばっかり」
と、絞るような頼りない声で告げて立ち上がった。
「自分だってそうじゃん…」
と、座ったままの彼が呟いた。
それから2階の自室へ行き、遠距離の彼氏に電話をした。
夕方だった。
呼び出し音がなるとすぐに、彼氏が電話に出た。
「どうした?自分からかけてくるなんて、珍しい」
と彼氏は言った。
私は普段、平日はほとんど自分からかけることなはい。
彼氏が仕事中かもしれないし、疲れて寝ているかもしれないからだ。
私が本題を切り出す前に、
「俺これからお風呂。もう脱いじゃった」
と言われた。
私は、そう、と言って電話を切った。
後でゆっくり話せる時にしようと思った。
彼氏が怒ることは、容易に想像できた。
その後、許してくれるかどうかと、私は考えた。
許されなくても仕方がない、と思った。
雨粒が窓ガラスを叩いていた。
小学校の事務で働いていた。
季節は夏で、五分丈の紫がかったピンクのブラウスを着ていた。
私は、ある男の職員と少し親しかった。
彼は年上で、私は若く、かわいがってからかったり面倒を見てくれるといった感じの関係だった。
恋愛感情は、ない。
彼はスポーツ用品店と銘打った、趣味の店を経営していた。
床も壁も白い。ロゴにだけ、青を使われていた。青地に白のロゴだ。
常連のお客さん(友達のようだ)が彼に頼みごとをしに来たり、布団のない台の上で横になって休憩して行った。
アットホームで、店というより溜り場のようだった。
彼はその店に、自分の場所を持っていた。
誰でも入ることはできるが。
そこは彼の趣味のスペース。
顕微鏡、モニター、よくわからない器具の数々が乱雑に置いてあった。
モニターの前には、いつも何かの内臓が置かれていた。
ある時私は、それを脳だと思ったが、別の時には潰れた眼球(イカをさばくとゴミとして出るような)が置いてあったので、目の周辺のモノなのだろうと思った。
気持ち悪くはなかった。
「大学の後輩が、解剖するたびに送りつけてきやがる」
と彼は言ったが、彼自身もそれを楽しんでいるように見えた。
「先輩、見てくださいよ。今度のは……」
モニターから、後輩の喜々とした声と解剖の様子が流れていた。
彼は、自分が何かの(多分生物学的な)研究の前線にいない代わりに、後輩のそれを楽しんでいるようだった。
ある天気の良い日の授業中、古い木造の校舎に大荷物の女性がやって来た(姿形は常盤貴子)。
私はそこをちょうど通りかかり、見慣れぬ人物に首を傾げた。
彼女は新しい教員らしかった。
「古い学校と聞いていたけど、こんなに若い人もいるんですね。大分年上の先生ばかりと思っていたから、安心しました」
と、彼女は笑った。
彼女の顔は、教師という仕事への希望に満ちていた。
私は談笑しながら、内心彼女の希望が砕ける日は遠くない、と思った。
この学校は、児童にとってはかなり過酷な、詰め込み式授業が行われる所だ。
児童の学力は確かに伸びるが、他の学校に比べれば児童と触れ合うような時間は少ないだろう。
いわゆる「優等生」の寄せ集めなのである。
私が彼女に担当教科を尋ねると、
「大学では○○と○○を学びました。専攻は美術です」
と答えが返って来た。
なるほどあの大荷物は、画材道具というわけか、と思った。
彼女と話していると、教室から、
「先生、うるさーい」
という声が飛んできた。
それで私は、今が授業中だったと思い出して、彼女と二人、悪戯な眼差しを交すようにして、口をつぐんだ。
そこへスポーツ用品店経営の彼がやって来て、
「来ていたのか。こっちだ、ついて来い」
と、彼女を連れて廊下の向こうへ消えてしまった。
彼女は彼の、部下になるのだろう。
彼女も彼も大学を出た教員で、私はしがない事務員。
同じ学校にいるように見えて、実は別の世界に過ごす二人なのだと、思い出して少し寂しかった。
教室では、私達のお喋りにより集中力を失った子供が、騒いでいた。
席を離れてしまった子供もいる。
授業をしていた白髪に白髭の先生は、優しく「おいでなさい」の意思を私に向けた。
私はそれに従い、教室の入り口付近に立って少し中を見渡すと、子供達に大きめの声をかけた。
「みんな、集中したり一生懸命に何かをしている時に、邪魔をされたらどう思う?」
子供達は口々に、
「やだー」
「やめてほしい」
と答えた。
「そうだよね。じゃあ席から離れた子は戻って、お喋りしている子は、やめようね」
そして最後に、
「みんなの邪魔をしてごめんなさい」
と、私は頭を下げた。
それで、授業を邪魔した私の償いは終わったようだった。
その後、私とあの彼女ともう一人が、先程の白髪の先生に呼ばれて、勤務の担当の話をされた。
その話をする私達の向こうでは、日差しの差し込む教室で、子供達が遊んでいる。
私は、セクハラの噂のある、ある男性職員とだけは一緒になりたくないと思った。
しかしその人物は、異動して既に別の学校へいるらしく、私は胸を撫で下ろした。
彼女の上司となった人物の名を聞いて、もう一人の職員が声を上げた。
「彼女を彼の下につけるんですか!?」
新米教師の上司としてつけるには、不安を感じさせる人物だったのだろう。
しかし白髪の彼は、それを覆す気はないようだった。
彼女の上司は、一見変わり者だが、やるときはやる人物、一番年長らしいその白髪の彼は、それをわかって彼女の上司に決めたのだと思った。
彼女の上司は、この学校の独特の波に揉まれて、理想とのギャップに潰れそうになった時、きっと彼女を支え、立ち上がらせるだろう。
自分の上司は、忘れた。
可もなく不可もなく、といった感じの人物だったのだろう。
季節は夏で、五分丈の紫がかったピンクのブラウスを着ていた。
私は、ある男の職員と少し親しかった。
彼は年上で、私は若く、かわいがってからかったり面倒を見てくれるといった感じの関係だった。
恋愛感情は、ない。
彼はスポーツ用品店と銘打った、趣味の店を経営していた。
床も壁も白い。ロゴにだけ、青を使われていた。青地に白のロゴだ。
常連のお客さん(友達のようだ)が彼に頼みごとをしに来たり、布団のない台の上で横になって休憩して行った。
アットホームで、店というより溜り場のようだった。
彼はその店に、自分の場所を持っていた。
誰でも入ることはできるが。
そこは彼の趣味のスペース。
顕微鏡、モニター、よくわからない器具の数々が乱雑に置いてあった。
モニターの前には、いつも何かの内臓が置かれていた。
ある時私は、それを脳だと思ったが、別の時には潰れた眼球(イカをさばくとゴミとして出るような)が置いてあったので、目の周辺のモノなのだろうと思った。
気持ち悪くはなかった。
「大学の後輩が、解剖するたびに送りつけてきやがる」
と彼は言ったが、彼自身もそれを楽しんでいるように見えた。
「先輩、見てくださいよ。今度のは……」
モニターから、後輩の喜々とした声と解剖の様子が流れていた。
彼は、自分が何かの(多分生物学的な)研究の前線にいない代わりに、後輩のそれを楽しんでいるようだった。
ある天気の良い日の授業中、古い木造の校舎に大荷物の女性がやって来た(姿形は常盤貴子)。
私はそこをちょうど通りかかり、見慣れぬ人物に首を傾げた。
彼女は新しい教員らしかった。
「古い学校と聞いていたけど、こんなに若い人もいるんですね。大分年上の先生ばかりと思っていたから、安心しました」
と、彼女は笑った。
彼女の顔は、教師という仕事への希望に満ちていた。
私は談笑しながら、内心彼女の希望が砕ける日は遠くない、と思った。
この学校は、児童にとってはかなり過酷な、詰め込み式授業が行われる所だ。
児童の学力は確かに伸びるが、他の学校に比べれば児童と触れ合うような時間は少ないだろう。
いわゆる「優等生」の寄せ集めなのである。
私が彼女に担当教科を尋ねると、
「大学では○○と○○を学びました。専攻は美術です」
と答えが返って来た。
なるほどあの大荷物は、画材道具というわけか、と思った。
彼女と話していると、教室から、
「先生、うるさーい」
という声が飛んできた。
それで私は、今が授業中だったと思い出して、彼女と二人、悪戯な眼差しを交すようにして、口をつぐんだ。
そこへスポーツ用品店経営の彼がやって来て、
「来ていたのか。こっちだ、ついて来い」
と、彼女を連れて廊下の向こうへ消えてしまった。
彼女は彼の、部下になるのだろう。
彼女も彼も大学を出た教員で、私はしがない事務員。
同じ学校にいるように見えて、実は別の世界に過ごす二人なのだと、思い出して少し寂しかった。
教室では、私達のお喋りにより集中力を失った子供が、騒いでいた。
席を離れてしまった子供もいる。
授業をしていた白髪に白髭の先生は、優しく「おいでなさい」の意思を私に向けた。
私はそれに従い、教室の入り口付近に立って少し中を見渡すと、子供達に大きめの声をかけた。
「みんな、集中したり一生懸命に何かをしている時に、邪魔をされたらどう思う?」
子供達は口々に、
「やだー」
「やめてほしい」
と答えた。
「そうだよね。じゃあ席から離れた子は戻って、お喋りしている子は、やめようね」
そして最後に、
「みんなの邪魔をしてごめんなさい」
と、私は頭を下げた。
それで、授業を邪魔した私の償いは終わったようだった。
その後、私とあの彼女ともう一人が、先程の白髪の先生に呼ばれて、勤務の担当の話をされた。
その話をする私達の向こうでは、日差しの差し込む教室で、子供達が遊んでいる。
私は、セクハラの噂のある、ある男性職員とだけは一緒になりたくないと思った。
しかしその人物は、異動して既に別の学校へいるらしく、私は胸を撫で下ろした。
彼女の上司となった人物の名を聞いて、もう一人の職員が声を上げた。
「彼女を彼の下につけるんですか!?」
新米教師の上司としてつけるには、不安を感じさせる人物だったのだろう。
しかし白髪の彼は、それを覆す気はないようだった。
彼女の上司は、一見変わり者だが、やるときはやる人物、一番年長らしいその白髪の彼は、それをわかって彼女の上司に決めたのだと思った。
彼女の上司は、この学校の独特の波に揉まれて、理想とのギャップに潰れそうになった時、きっと彼女を支え、立ち上がらせるだろう。
自分の上司は、忘れた。
可もなく不可もなく、といった感じの人物だったのだろう。
具体的な夢の内容については、一般人(私達はこういう呼び方をする)にはわかりにくい、あるいは理解の範疇を超えることなので、省く。
まぁ私もあまり書きたくない(笑)
キーワードとしては、
・学生として居る教室(学校)
・秘密がばれる
・からかわれる(イジメられる)
・赤ボールペン
・腐る
といった感じ。
まぁ私もあまり書きたくない(笑)
キーワードとしては、
・学生として居る教室(学校)
・秘密がばれる
・からかわれる(イジメられる)
・赤ボールペン
・腐る
といった感じ。
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